青森県下北半島 観光・レジャー・ビジネスの拠点むつ市を紹介します。
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むつ市観光協会OfficialWebSite
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比叡山・高野山と共に日本三大霊場に
数えられる恐山は貞観4年(西暦862年)に
慈覚大師によって開山され、天台宗の
修練道場として栄えました。
風車がカラカラとまわり荒々しい岩場の間から
硫黄の臭いが立ちこめる様子は、
地獄や浄土に見立てられています。


令和5年度開山情報

開山期間

5月1日〜11月5日まで

開山時間

6:00〜17:00
入山受付は16:30まで
11月1日~11月5日
 9:00〜16:00
 入山受付は15:00まで

祈祷・供養時間

6:30、11:00、14:00

宿坊

宿泊できます

境内風呂

使用できます

バス

5月1日より運行開始 時刻表
10月31日運行終了

恐山休憩所

利用可能

7/22 上山式 10:00~10:30
総門からスタート
※例年は太鼓橋までを通行止めにしておりましたが、今年は通行止めはございません。

 
 

 

寺名

恐山菩提寺

本尊

延命地蔵菩提

開基

慈覚大師円仁

本坊

曹洞宗円通寺

入山料

個人大人500円/人

小学・中学生200円/人

団体400円/人

(但し、1団体20人以上)

恐山(下北半島国定公園内)

恐山は、藩政時代には宇曽利山(うそりやま)と書かれていました。また、その昔、下北地方を宇曽利郷と呼んでいたこともあったようです。
このウソリは、アイヌ語のウショロ(入江とか、湾という意味)に由来していて、これがさらに転化してオソレ(恐)になったものとみられています。
一般に、いわゆる蓮華八葉と呼ばれる剣山、地蔵山、鶏頭山、円山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山の8峰と、その山に囲まれた盆地の総称をいいますが、地質学的には、釜臥山から朝比奈岳にいたる東西17km、南北25kmの範囲を占める火山郡をいいます。
盆地は直径約4kmのカルデラからなり、その底に宇曽利山湖があります。
エメラルドグリーンの水をたたえた宇曽利湖は、緑豊かな蓮華八葉の山々を静かに映していますが、北岸一帯は、いたるところに噴気現象や温泉の湧出が見られ、荒涼とした地獄風景を展開しています。


宇曽利湖(下北半島国定公園内)

宇曽利湖は、宇曽利カルデラ内に生じたカルデラ湖です。水面の標高は214m、周囲は12.5kmでほぼ円形の湖で、面積は2.5平方km、最大水深は20mほどあります。
湖水は強い酸性を示していて、ウグイなどがわずかに生息しているに過ぎません
蓮華八葉の山影を映す湖面は、エメラルドグリーンの水を静かにたたえ、神秘的です。
一方、湖の北岸は、各所から噴気や温泉が噴出し、鼻を突くような硫気もただよって、ほとんど植物も育たない荒涼とした風景が展開しています。
北東に流れ出ている三途の川は、霊界と俗界の境といわれ、朱塗りの太鼓橋が架かっています。
この流れは、やがて正津川(しょうづがわ)となり津軽海峡に注いでいます。
県営駐車場からは、湖畔沿いに2kmほどの遊歩道があり、その先には湖を一周できる10kmほどのハイキングコース(林道)がつづいています。


恐山菩提寺

貞観4年(西暦862年)、平安時代の天台宗の高僧、慈覚大師円仁が、一羽の鵜に導かれてこの地にいたり、地蔵尊を祀ったのが始まりと伝えられ、三大霊場の一つに数えられています。
山門をくぐり40余りの常夜灯が並ぶ参道を行くと本尊安置地蔵堂があります。
ここが死者の魂が集まるところと伝えられ、イタコの口寄せで知られる恐山菩提寺の境内です。
参道の右に宿坊、左には本殿、恐山温泉と呼ばれる湯小屋が点在しています。
境内の宇曽利山湖寄りは、賽の河原、極楽浜と呼ばれ、いたるところに噴気現象や温泉の湧出が見られ、一面に白茶けた荒涼とした風景が広がっています。
所々に見られる小石を積んだ山や卒塔婆は、死者への深い鎮魂の気持ちが感じられます。
毎年、恐山大祭(7月20~24日)、恐山秋詣り(10月)が厳かに開催されます。


恐山温泉
恐山菩提寺の境内は、宇曽利カルデラにあるため、各所に噴気活動や温泉 の湧出がみられますが境内には四つの温泉が設けられ、共同浴場として利 用されています。
温泉は、いずれも白濁した硫化水素含酸性緑ばん泉で、 冷抜の湯(ひえのゆ)は神経痛、リウマチなどに古滝の湯(こたきのゆ) は胃腸病などに、花染の湯(はなぞめのゆ)は吹き出物、切傷などに薬師 の湯(やくしのゆ)は眼病などに、それぞれ効能があるといわれています。
昔は、この温泉で身を清め、それからお参りしたそうです。 

恐山大祭

7月20~24日の5日間は、年に一度の恐山大祭です。恐山は、霊場として死者の霊魂が集まるところと信じられ、この大祭には多くの信者が参拝して祖先の霊を供養し、家族の安穏を願ってきました。ことに、新仏の歯骨を恐山に納め、その霊の永遠の安らぎを願う風習は、昔から行われてきたものです。この大祭の日に、地蔵に祈ると亡者を苦行から救うことができるといわれてきました。22日は上山式が行われ、22~24日は大般若祈祷、20~24日は大施餓鬼法要が行われます。また、期間中は、亡き人の声を口寄せするイタコの口寄せも行われます。